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  • 櫻井 孝佑

デザイナーの独立

更新日:8月24日

コロナの影響でクライアントさんや周りのデザイナーもちらほら独立or起業を考える方が増え、その度に相談を受けましたので、少しお話ししたいと思います。


ぼくは27歳で独立しました。

キャリアで言うとグラフィックデザイナーとして5年働いた年ですね。

 

当時は30歳で独立する!と意気込んで周りにも吹聴して発破をかけていたものです。

そんなこんなでちょっとしたきっかけで早まって27歳になりました。

結論から言うと、20代でフリーランスになったことは、スキル面、金額面、精神面でもとても充実しました。

個人的な見解をつらつらと下記に述べます。



1.自分の実力がわかる


フリーランスになってから驚いたのは、いちデザイナーの自分をクライアントさんたちは対等に見てくれることです。

そしてそれに見合った対価をいただける。だから頑張れる。成長が見える。


フリーランスだから当たり前かもしれませんが会社員時代は自分の技量は手の早さくらいでしか見てもらえませんでした。

大きい制作会社ほど、20代の末端デザイナーはアートディレクターなる上司の言いなりでデザインをしていると思います。

でないと帰れませんからね。

最初は意気込んで自分の案を持って行ったりするんですがどこかのレイヤーで必ず弾かれるし、帰れなくなるし、個人で作品を作ってコンペへ挑戦。なんてもっての外。でいいことがひとつもない。という結論になるんです。

要は実力があっても評価してくれない状況に置かれます。

作業だけは早くなります。笑


そんな働き方をしているうちにぼくは自分を失いました。自分が好きなデザインが何かわからなくなりました。

自分がデザインができているのか、わからなくなりました。そして自信がなくなりコミュ力を失いました。


会社員時代の自分を見つめ直して、最初2年くらいは会社員時代からのリハビリをお勧めします。笑



2.自分の時間で働ける


言わずと知れたフリーランスのメリット。

ぼくは子どもの保育園の送迎に合わせて無理矢理残業をしない体制を作りました。

土日だけ子どもの面倒を見てドヤ顔をして、平日はみんなと一緒に呑気にてっぺんまで残業している上司がいい反面教師でしたね。


スケジュールも仕事量も自分で調整。

空いた時間に展示を見に行ったり、バンド練なんかもいれてます。

残業のない体制を作り上げました。



3.好きな人が増える


関わる人の取捨選択もできるのもフリーランスのメリット。

とはいえうちのデザインを知ってる人が発注をしてくれるので合わないってことは滅多にありません。


合わない人との時間に費やすほど、社会人の限られた時間は暇ではありません。

好きな人を周りに置いて、その人がまた自分に合う人を紹介してくれる。

その人に呼応して良いクリエイティブを産み出す。

その連鎖が気持ちいいです。



どこがベストの独立タイミングなのか


ぼくの場合、27歳で「メンタルの低下」「スキルアップの限界」だけでなく「子どもが産まれた」「チャレンジしたいことができた」が同時に来たので意を決して独立しました。

ネガティブな要素の中にもポジティブ要素があったことは独立後に幸いしました。

この辺はまたどこかで触れたいですね。


よくいるのは、「会社勤めが向いていないから」「上司が苦手だから」など目の前のネガティブ要素から逃げ出したいだけで独立したいという人です。

この辺は、なんとフリーランスになった瞬間に叶います。笑

であれば、「今の会社より良い会社を作ってみたい!」や「好きな人たちと働きたい!」と目標に変えてみることが「何をすればいいのかな?」時間が減り、その後の独立生活を豊かにすると思います。


当たり前ですが、楽して稼ぎたい。という考えでの起業はお勧めしません。


会社員デザイナーで「おれの実力はこんなもんじゃない!」と燻っている人がいましたら、今すぐ独立することをお勧めします。